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男子の方は学校なのに棒付きの飴をくわえている。髪は染めたのか、真っ赤で少し目付きは悪いが顔は綺麗でイケメン。
女子の方は金髪でツインテール。背は僕と同じくらいだけど肌は白くて目もパッチリ。しかも細くて胸はそこそこかな?でも可愛らしい。
「えー、簡単に自己紹介してくれる?」
先生の声がクラスメイト達の歓声であまり聞こえない。
「面倒くさいわね……私の名前は三城 詩織(ミキ シオリ)よ」
「俺は葛城 武(カツラギ タケシ)。よろしく」
葛城君がくわえてる飴……まさかあのフードの?
先生が居なくなった瞬間、もうすごい混雑が起きた。男子は三城さんへ、女子は葛城君の方へと分かれている。
「うわー、すごい人気」
「…は、ハルは行かなくて良いの?葛城君の方がかっこいいし」
ハルだって女子だ。かっこいい男子に興味がない訳ない。
「………まぁ、確かに飛鳥より背が高いしイケメンだし人気だけど。私はそんな飛鳥が良いの」
「…あ」
ハルの言葉が嬉しすぎて涙が出そうだった。イケメンじゃない僕でもハルは僕を選んでくるろた。
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