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まあ、起こすために来たんだけどね......
「さっさと起こすか?」
ジークも小声で私に話す。
何か寝起きドッキリみたいだね......
「よし、そうしよーそうしよー」
私はマリアナの体に手をつけ、揺する。
アースクエイク!......はい、ごめんなさい。
しかし、マリアナは微動だにもしないし、起きない。
「さすがはマリアナだな......手強い」
ジークはそう感心した様に呟く。
マリアナ......某テイルズキャラみたいだね......
「もう。感心してないで、ジークも揺すって」
「ああ、悪いな」
私はジークに手助けを求め、二人で起こすことに。
ほら、何だっけ?三人寄れば何とやらってやつ。
「起きてー」
「起きろ、マリアナ。朝だぞ」
私とジークはマリアナの体を大きく揺するけど反応はない。
「どんだけなの......マリアナ......」
私はその場にしゃがみこみ、溜め息をつく。
寝起きが悪い人を起こす人の気持ちがよく分かった。
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