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「これはもう大声しかないな」
「そうだね......」
私はジークの提案に同意し、息を大きく吸い込む。
それはもうカービ○が物を吸い込むように。まあ、あそこまでの吸引力はないけど......
「それではいくぞ?すぅぅー......」
ジークも息を大きく吸い込む。
よし、一気に~、
「「起きろーーーーーーー!!」」
私とジークはゼ○ラが大声で雄叫びをあげるように叫ぶ。
「はぁ......はぁ......これで......どうかな......? 」
私は息を回復させながらマリアナを見る。
マリアナの体がもぞもぞ、と動く。
「......ん?何だ、もう朝か......ふぁ~......」
マリアナはさっきの私たちの叫びがなかったかのように起きる。
ブーブー。過激にファイヤーしたのに。
「全くお前は......はぁ......」
「......?どうした、ジーク?」
ジークの溜め息に首を傾げるマリアナ。
自覚がないって恐いね......
「おはよう、マリアナ。もうすぐ朝食が出来るはずだから、リビングに行こう」
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