2. 結成!ドラゴンハート

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ガタッ!と立ち上がる恵美に苦笑しながら注意する理奈殿。 恵美は慌てて座り、食を進める。 学校、か......異世界ではどんなことをしているのだろうか。気になるな。 ◇ 「それじゃ行ってきまーす!」 「行ってらっしゃい」 制服に着替えた私は、お母さんに見送られながらジークとマリアナと一緒に家を出る。 「人間界の学校ね......どんな感じなんだろな」 マリアナは歩く私についてきながら言う。 「私の高校って結構大きいんだー。たぶんここら辺では一番だよ」 私はマリアナたちに向きながら歩き、微笑む。 「高校?学校じゃないのか......?」 ジークは私の言ったことに首を傾げる。 ああ、なるほど......あっちでは中学とか高校とかで分けてないんだ...... 「高校っていうのはね、高等学校の略でね、中学を卒業したら通えるんだ」 「中学?また学校か?」 ジークは更に意味が分からずにまた首を傾げる。 これは最初から説明した方が早いかもしれない......
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