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とりあえず挨拶くらいはしとくかね。
「ちょいとそこのお二人さん。」
「私か?」「僕かい?」
俺は、隣のルー=アダナーガと、前の席のソウ=バトラントに声をかける。
「そうそう。
俺はクラウドってんだ。
これから同じクラスでやってくんだ、よろしく頼むぜ。」
そう言い、両手を同時に出して2人に握手を求める。
「私はルー。こちらこそよろしく。」
「僕はソウだ。よろしくね。」
ニャァ…
2人が俺の手に触れた時、同時に念話を流し込んだ。
【俺は2人の秘密を知っている。
バラされたくなければチィーズについて熱く語れ。】
((………!!!))
「え…と、わたし、チィーズ好きなんだよね!特に!ニッコちゃんが!【あなた何者です!】」
「き、奇遇だねぇ!
僕も好きなんだー!僕はヌォンたん推しなんだけどね!【なぜ僕達の正体を知っている!】」
【ただの鋭い学生だお(ゲス顔)】
「えぇ!?君達もラボライバーなの!?
仲良くしてくれ!な!な!?」
ルーとソウに食いついたのは俺の後ろにいたサタソだ。
まぁ、これが狙いなんだけども。
「えぇ、アナタは確かアマスキーの王子、サタソさんですね?」
「僕はソウだ。仲良くしよう。」
「さん付けじゃなくて、サタソでいいぜ愚民共!よろしくな!」
ルーとソウの(納得いかねぇよ!説明しろや!)な視線はとりあえずスルーしておく。
キーンコーンカーンコォォン。
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