聖カピヴァラ学園

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「じゃあ次はチフの番だな。」 「ほいさー。」 ルーの全属性のざわめきが治まらない中、次はチフが前に向かう。 「ほっ!」 ピカッ! 魔力を込められた石は青、緑、黄へと色を変えた。 「えーと、水、風、雷ですね。」 それを見て、サナ先生がファイルに書き込む。 先生、ファイルにチーズ付いてます。 しかしチフ=カラスキー、魔力を抑えていて綺麗に3つに分かれてるが、恐らくは嵐属性だな。 ちなみに、嵐属性の人間を怒らせると怖いらしい。 読者の皆も気をつけよう。 その後も、検査はスムーズに進みソウの番がやってきた。 石は、白く輝き、たまに緑に光る。 光属性と風属性か。 さすが勇者だぜ。 「光属性ですか。こりゃまた珍しい。」 さぁて、いよいよ俺の番か! 誤魔化して適当な属性に染めようかと考えたけども、ぶっちゃけ自分がやったらどうなるのか好奇心が勝ったため、素で魔力を流してみようと思いまぁーす! 天使クラウド(ダメよ!チィーズとの学園ライフを過ごすには目立たないのが1番でしょ!?) 悪魔クラウド(ケケケ、こんな機会滅多にないんだ、試してみろよ!それに人間共の驚く顔が見たいだろぉ?おぉん?) 天使クラウド(ダメよ!そんな事して誰得なのよ!) 悪魔クラウド(うるせーな!出てけコラァ!ドガっ!) 天使クラウド(あーれぇ~!) ゴフッ あ、ヤベェ。今俺の中からなんか出て世界に解き放たれたっぽい。
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