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そして、俺はハートの石にゆっくりと手を伸ばした。
そして優しく
シャーオラァァァ!!!
ズワッ!!
教室内にいた一部の人、サナ先生、リュウギ、ルー、ソウ、チフ、サタソ。
実力のある者達は一瞬、謎の威圧感を感じ反射的に構えをとった。
サタソだけは荒ぶる鷹のポーズでちょっとワロタ
シュワワワワワ……
あれ?
ハートの石は何故か光を発さない。
ヤダちょー恥ずかしい。
むしろピンクだった石が透明になりガラスのようになっていった。
「こ、これは……無属性…、ですね。」
ヤッパリナー!
そもそも俺は存在自体が無で出来た神だからなんとなく予想はしてたんだけどもね。
教室は一瞬の静けさを取り戻し、ヒソヒソ話と小さな笑い声が聞こえてくる。
そもそもこの世界の無属性は希少だが、決していいものではない。
いわば落ちこぼれ的な存在として扱われているからだ。
「まぁ、いっか。」
てゆうか、笑った奴ら覚悟しとけ。
額の真ん中にニキビができる(半年は消えない)術式をかける。今。
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