6 親睦を深めませう

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俺はため息を吐きながらまだ項垂れている琉の方を見やる。 それにつられて会長と副会長も琉を見る。 「ちゃんと琉のこと考えてます?」 少し睨みながらそう言うと、二人ともバツが悪そうな顔をして視線を逸らしてしまう。 ……なんか今思ったけど俺、自分から傍観者ライフ捨てにいってね? いやもうほとんど諦めてたけどさらに捨ててるような…。 まあいいか! 「は、春…」 さっきまで項垂れていた琉が小さな声で俺を呼んだ。 チラ、と見ると何故か照れている様子…? 「お前、いいヤツだな…」 頬を赤く染めながらそんなこと言うもんだからこっちまで恥ずかしくなってきた。 褒められ慣れてないからそういうのやめてくれって!! 照れた俺はポケットから飴ちゃんを取り出し、琉の方に投げてその場から立ち去るというよくわからない行動に出た。 なんでそんなことしたか? 俺が聞きたい。 また静を引っ張りながら体育館の外に出た。 「春ちゃん照れてやんの~、かっわい~♪」 「ウルサイシネ」 くっそ、なんで俺は自ら渦中に……。 はやく終わってくれ…そしてはやくBLゲームをさせてくれ!!!!!
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