6 親睦を深めませう

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なんやかんやあって、鬼ごっこが終了した。 なかなか長い待ち時間だった…。 生徒たちが体育館に集まってくるのを待って、生徒会のみんながステージに立った。 副会長が口を開く。 「みなさん集まりましたか?……では、鬼の方でリングを取った人たちはあちらの先生方に報告をお願いします。その間に、生徒会が捕まえた人たちとお願い事を紹介します」 え、待て…それってつまりYO?俺も紹介されるってことかYO? すると生徒会の人たちは、それぞれ自分が捕まえた人をステージに呼んだ。 もちろん俺も例外ではなく…… 「春ちゃ~ん!おいでおいでぇ~!」 …………静がマイクを取りなにか言ってる。 めっっっちゃくちゃ行きたくねえ!これってつまり公開処刑だろ!?!?酷くねえ?! 「は~る~ちゃ~ん!!一年S組の水瀬春ちゃーん!!はやくぅ!」 くっ……!シカト決め込んでたら学年とクラスまで言いやがった…! こうなると行かないわけにはいかなくなる。 俺は渋々といった感じでステージに向かった。 静の隣に行くと、小声で「おっそいよぉ~」と言われたが無視しておいた。 「…では、捕まえた人にお願いしたいことを言ってください」 副会長の言葉で、それぞれ言葉を交わし合うのがわかった。 さすがにマイクを通してではないみたいでホッとした。
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