6 親睦を深めませう

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怖いぐらい笑顔の静が俺の顔をじっと見る。 「な、なに」 「俺のお願い!春ちゃん、俺とデートして~!」 笑顔のまま、俺の手を握り言う。 もっと変なお願いをされると思っていた俺は呆気にとられた。 「お、おう…そんなことでいいなら……?」 戸惑いながら返事をすると、静は目を輝かせた。 「じゃー日曜のお昼に食堂ねぇ~!」 ◆   ◆   ◆ そのあと、琉は会長に、真琴はモブ男に捕まり、涼哉は逃げ切ったというのを聞いた。 いまは自室のベッドでBL萌え補充中…。 おっやばエッロ、うわあリアルでもこんなのに遭遇したい…とても萌えるぞ…えっっろ と、割と過激なものを読んでいたとき コンコン ノックの音が聞こえた。 「んぁーい」 ダラダラしていたせいもあってか、とても気の抜けた返事をしてしまう。 しかしそれを気にした様子はなく、「入るぞ」と声がし、扉が開いた。 「明日の事なんだが……………、」 そこで言葉が途切れる。なぜか固まっている涼哉。 「なに、どうかしたか?」 そう声をかけると、涼哉はハッとして頭をブンブンと振った。 なんだなんだ?謎行動。 「あ、明日、会計とその…デートだろ。あいつは常に発情期だから気をつけろよ」 何故か動揺してどもっている涼哉は、「それだけ」と言い出ていった。 ……いったい………?
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