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報告を受けた後、出撃していた者達をドッグに入るよう指示をだし、俺は第六駆逐艦隊の暁、雷、電のいる部屋にむかった。この部屋はベールヌイも使用していた部屋だ。そう、使用していた部屋だ。それからのことはあまり覚えていない。彼女達にどんな口調でどう告げたか覚えていない。ただ、彼女達が泣いていた事だけは覚えている。その後いつも通り任務をこなし自室にもどった。まるで機械の様にたんたんとこなしたていたが、自室に戻ると急に涙があふれてきた。響が轟沈したことを自覚し始めたらしい。
長門「・・・提督」
俺「長門・・・悪い。もう寝る。なんか眠い」
長門「そうか、たがその前に貴方には聞いてもらわなければならない事がある」
俺「俺は眠いから寝る」
長門「だめだ、今聞け、ベールヌイの・・・いや、響が言っていた最後の言葉がある。」
俺「・・・」
長門「『私の本当の名は響、ごめんなさい司令官。』といっていた」
俺「ごめんなさい・・・ごめんなさい・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい」
そんなことを言っても意味のないことだが・・・とまらなかった。
長門「・・・提督」
長門は俺をそっと抱きしめてくれた。
俺「・・・悪いな長門・・・でももう少しこのままでたのむ。」
長門「構わないさ、これもお前の妻としての役目のひとつさ」
長門の声もまた震えていた。
その日俺は結局眠りに着くまで眠りに着くまでごめんなさいをくりかえしていた。
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