1. 願い事は?

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何だか、もこもこ動いているような・・・? 目が光に慣れてくる。 光の中から現れたのは、予想していた石の塊ではなく。 「男の子・・・?」 「まさか、これが私の彼氏?」 その声が聞こえたらしく、男の子は、渚のほうに振り返る。 「お前か?今文句言ったの?」 不機嫌そうに顔をしかめて、じっと見つめる。 「いや、文句じゃなくて、願い事したんだけど・・・。  まさか、あんたが私の彼氏に?」 先ほどまでの光と同じく、金色に輝く髪の毛。 アクアマリンと同じ、薄い水色の瞳。 めちゃくちゃ好みの、イケメンなんだけど。 だけど。
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