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何だか、もこもこ動いているような・・・?
目が光に慣れてくる。
光の中から現れたのは、予想していた石の塊ではなく。
「男の子・・・?」
「まさか、これが私の彼氏?」
その声が聞こえたらしく、男の子は、渚のほうに振り返る。
「お前か?今文句言ったの?」
不機嫌そうに顔をしかめて、じっと見つめる。
「いや、文句じゃなくて、願い事したんだけど・・・。
まさか、あんたが私の彼氏に?」
先ほどまでの光と同じく、金色に輝く髪の毛。
アクアマリンと同じ、薄い水色の瞳。
めちゃくちゃ好みの、イケメンなんだけど。
だけど。
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