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・・・残念。
サイズが足りない。
「ちっちゃ」
思わずこぼれた言葉。
手のひらに乗るくらいの大きさ。
人形みたいな男の子。
一寸法師?
それなら、打ち出の小槌もどっかに?
きょろきょろと見回しても、それらしきものは見当たらない。
「おい、お前。俺を無視するなんて、いい度胸だな」
さらに不愉快そうに、眉をしかめて、渚を見上げる。
「だって、あんたじゃちっちゃすぎて、彼氏にできないよ。」
「誰がお前の彼氏だよ。俺は、お前の願いをわざわざ叶えに来たんだ。」
「ん?どういうこと?」
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