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「わ…わかりました。もう聞きません」
俺はビビった。
「……」
「……」
少し沈黙が続いた。
「た…たくや…たっくんて呼んでいいかな?」
「は?」
俺は達子ちゃんの声が小さくて聞こえなかった。
「そ…それとも…たくくんの方がいい?」
「……」
(あ~早く帰りたい!!)
俺は早く帰って『ストロベリー工房』の新曲のMVをネットで見たかった。
「た…達子、決めれない!!」
「……」
俺は完全に違うことを考えていて達子ちゃんがなにを言ってるのかわからなかった。
「こたえろや~!!」
達子ちゃんは怒りながら俺に言った。
「え?あ!?…た…達子ちゃんの好きなようにすればいいよ!」
俺は咄嗟に適当に言った。
「……たっくん!」
「はい?」
「今日からたくやはたっくんって呼ばしてもらうから!」
達子ちゃんは嬉しそうな感じで言った。
(た…たっくん!?な…なんだよそれ~!!ば…番長らしくないよ!!どうしたんだ?)
俺は達子ちゃんのことがわからなかった。
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