御影の如く

冒頭

ここで唐突だが俺の能力を紹介しよう。

能力その１、『そして影のみが残った』実体はあるが触ることでしか認知できない。能力を強めることで、触ることすらできなくなる。但し、能力を強めている間は他の能力は使用不可。常時発動。

能力その２、『とある影の遊戯』影を踏まれたものは動けなくなる。影ができるものであればその他すべての条件を問わない。ただし、その間発動者は移動ができさくなり、『暗黒夜会』との併用ができない。

能力その３、『暗黒夜会』影を三次元に顕現させ、自在に操る。ただし操れるのは踏んでいる影の面積の二乗の体積のみであり、『とある影の遊戯』との併用ができない。

今使えるのはこの三つだけだ。脈絡がないのは許してほしい。

変なことを考えている間にロクスが『とある影の遊戯』によって動けなくなったカロルに手を伸ばして能力を発動させる。