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「ロクスさんや、今日はどこに飛ばしたんだい?」
おかしいな、アイコンタクトでは俺が影を踏んでいる間に報告を済ませるはずだったんだが。
ロクスが出てくる場面はなかったはずだが。
「ゴミ箱。」
…ゴミ処分場か。
「またか。」
「また。」
何得意げにしているんだ。
お前のせいで俺の睡眠が奪われるかもしれないってのに。
机の前ではコンシリウムが頭を抱えている。
前回処分場に飛ばした時はそこにあったごみをすべて焼き尽くしたんだったかなぁ。処分場ごと。
前と同じならそろそろ火災報知機によるサイレンが鳴るはず。
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