2人が本棚に入れています
本棚に追加
/30ページ
そんなことを話している間に、駅に到着した。
ここは外界に行くための、俺たち軍以外にも許可を得た一般人なら通過できる唯一の手段である。
そのためか、多くの人が発着場を行き来している。
多くが軍人か業者だが修学旅行中であるのだろうか、子供たちがぞろぞろと歩いていているのが見えた。
いつもならカロルの能力でビューンと飛んでいけるのだが、指令書に「列車を使用して現地へ向かえ。」と書いてあるのだ。
「めんどくさいことさせるなぁ。調査しろって言ってくれた方が分かりやすいのに。」
「秘密事項。」
「そうだな、本当に他のクラスが観測されたのならここも安心じゃないし。地上はもっと混乱に陥るだろうな。」
最初のコメントを投稿しよう!