外界へ

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「どうなってるんだ。」 列車を止める理由がない。 そのまま走らせておけば少なくとも乗客への直接的な被害はなかったはずだが、今や危険のど真ん中だ。 なぜなんだ。いったい何が起こっている。 「おい、そこの君。君も軍属だろう。こっちを手伝ってくれ。」 そのうちロクスの軍印に気が付いた一人が寄ってきた。 もちろん俺は無視される。 部隊内ではなんともないが、ロクスは元来人が苦手だ。 なのでその軍人に気圧されてしまい、何も言えなくなってしまう。 まあ、そのために俺がいる。
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