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「違う。これはセクハラではなく、上司と部下の仲を円滑にするためのスキンシップなんだよ。」
嘘です。ただ楽しいからです。
普通の奴ならこんなアホらしい嘘に引っかかってくれたりはしないだろう。
だがアホらしい嘘に騙されるアホが俺の目の前にいる。
「なるほど、ならば仕方がないな。」
「そんな訳無いでしょ！カロル騙されてんじゃない！」
すぐさまコンシリウムがつっこむ。
「なっ、ウンブラ貴様謀ったな。」
驚いたように言うが、謀ったって程じゃないだろうに。
こう見えて部隊の中で唯一の直接戦闘員であるんで実力はあったりする。
…アホだが。
そんなやり取りの間にコンちゃんが俺の手の間から抜け出してしまった。残念。
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