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「静かに!久しぶりに虚数攻隊全員が揃ったんだよ!もっとまじめにやってよ。」
椅子の上に立ち、机をバンバン叩いて俺たちを睨むが何にも怖くない。てか可愛い。
「そうだなー。どれくらいぶりだったっけ?」
「二か月。」
おや、そんなに経っていたのか。3、4週間くらいなものだと思ってたんだけどな。
外にずっといると日にちの感覚がなくなってしまうから困る。
「揃わないのは貴様ら二人があっちこっちに出かけてしまうからだろう。見つからないからと言って、むやみに外界に出ていいものではない。」
「そうよ!ばれたら私まで責任取らされるんだからね!」
これだからインドア派とはそりがあわないのだ。
「ばれなきゃいいんだろ?ばれなきゃ。それに、ただでさえ部隊に送られてくる任務は少ないんだ。年がら年中引きこもってるんなんてごめんだね。」
「同感。」
こうしていつもならインドア派VSアウトドア派で言い争いが始まるのだが、あいにく俺は疲れている。
早々にこの話題は切り上げるべきだ。
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