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「そろそろ任務の報告したいんだが、いいか。」
他が次に口を開く前に本題を切り出す。
ロクスは俺の意を汲み取って口を閉じてくれたし、上司コンシリウムはそのへんの事はしっかりとわきまえている。
止まらないのはカロルである。
「貴様、私との戦いから逃げるつもりか!そういった態度も私は好かん、んぐっ!?」
カロルが喋りだした直後、コンシリウムがアイコンタクトで作戦を俺たちに伝える。
この間0.5秒。
コンシリウムがコホン、と咳払いしたのを合図に動き出す。
俺が影を薄くして近づくがカロルは俺に気が付かない。
そして、カロルの 影を踏む。
途端にカロルの動きが止まる。
何か言いたそうだがそれすら許されない。
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