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「ん、良いよ」 私がそう言うと、筑紫君はまるで子犬のような顔をした。 子犬のような顔だけど、可愛いとか何とか思った事は一度もない。 「あ、ありがとうございます」 いやいや、ありがとうはちょっと違うでしょ。 今日も心の中でツッコミを入れながら、筑紫君と帰る私。 「……」 素敵な笑顔の筑紫君。 好きだとかそんなの全くなくて、ただの同族意識なんだけどなぁ。
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