疑惑

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琉惺が部屋を出て行ってから 私はベッドに腰掛け 深いため息をついていた。 琉惺は専務の事を 上司と部下以外の 何でもないような事を 言っていたけれど それだけじゃない気がして。 それに手帳って… 何なんだろう…? だけど私もまた琉惺に 抱かれてしまった以上、 改めて覚悟を 決めなくてはいけない。 琉惺との関係を続ける うんぬんだけでなく… 和成さんに伝えなくては。 佐伯女史の 秘めた思いのためにも。
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