失望

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それに気づいた瞬間、 私の中で確実になりつつあった 琉惺への想いが 変化して行くのを感じた。 琉惺が言ってくれた 言葉の何もかもが… 私の心を打ち砕いて行く。 『独立するとしたら 専務を裏切る事になるけどな』 琉惺は独立する気なんて たぶん…ない。 『出張の間も、 出張が終わってからも、 毎晩お前と眠るから。 もう一時も離さない』 それを言われた時、 本音を言えばすごく 嬉しかったのに。 …全てはその手帳の ためだったんだ…。
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