失望

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けれどもし本当に私の部屋に 秋人の手帳があるのなら それを見つけてどうするのか…。 決めるのは琉惺でもなく 近藤部長でもない。 だってそれには… きっと秋人の心の叫びが 詰まっているはずだ。 秋人の全ては… ずっと私だけのもの。 そして私の全ては… ずっと秋人のものなのだから。 「…秋人が… 私に残してくれたのは たったひとつです」 ポツリと呟いた私の声に 近藤部長の瞳が揺れる。
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