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「あ、でも割れちゃったりしないかな?」
「見た所によると結構頑丈に作られているみたいですし、それにこの大きさであればそう簡単に割れる事はないでしょう。」
「よかったな」
なでなでしてもらいながらそのガラス球を見ていると嬉しくてほこほこして自然と笑みが零れる。
これからは肌身離さずに持っていよう。
「「ん~」」
どうやら奈央と令央が起きたみたい。
二人はおきるタイミングも寝るタイミングも大体同じなんだよねぇ。
可愛らしいクリクリとした大きな目を擦りながら伸びをしてる。
「おは、よ」
「あ、東間おはよう~」
「おはよう~」
「僕らいつの間に寝ちゃったんだねぇ」
ちなみに僕らは馨と棟夜以外は皆割りと寝起きはいい方です。
棟夜は低血圧だし、馨は自分で起きない限り誰かに起こされると大体不機嫌になっちゃう。
だからこそ二人は誰よりも早く起きてるんだけどね。
前に二人を起こした時は八つ当たりで朝からエッチな事されちゃって散々だったよぉ。
気づいたら東間達が僕達の傍に来ていた。
「あ、姫のそのネックレス可愛い~」
「綺麗~」
「ママが送ってくれたらしいんだ、綺麗だよねぇ」
三人に見せるように光にかざす。
やっぱり見ていて飽きない。
「僕らも姫になにか指輪とか送りたいなぁ」
「それいい案ですね」
「どうせなら皆で同じのがいいよねぇ」
確かに僕も皆で同じの着けられたらいいなぁなんてちょっと考えて
たんだ。
でも指輪は結構目立つし皆おんなじのしてたら変だよね?
かと言ってネックレスとかだと体育のときに外さないといけないし。
「なかなか良いの思い浮かばないねぇ」
皆揃って首を傾げる。
「まぁそんな焦んなくてもいいんじゃねぇ?装飾品は逃げたりしねぇよ」
「ん」
「私達にとって一番大切なのは姫が居るという事ですからね」
「「そうだね~」」
「え~僕にとっても皆で居れるのって何よりも大切なんだよ~」
ほんわかとした空気が辺りを包む。
それから僕達は持ってきていたトランプをしたり、花冠を作ったり、色々な事をしてその時を過ごした。
「さて、もうそろそろ日も暮れますし部屋に帰りましょうか。」
「「さんせーい」」
「また来ようね、姫」
「うん!」
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