3。

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「怒らせると怖いんだよね……」 想像するだけで、青ざめる。 エリクなんて、笑顔で「宿題、増やしましょうか?」とか言いそう。フォル先生より怖いお兄さまですね。 そういえば、年齢からいくとフォル先生が長男で、エリクは次男? わー、二人が兄弟とか、妄想したらおいしいねっ! どっちが受けでもいける! 『……怖くても、好きなんだろう?』 「うぇっ? うん、家族だからね!」 おっと、危ない。 妄想の旅に出るところだったよ。 クラウの問いかけに慌てて頷くと、俺がなにを考えていたのか分かったらしく、彼はため息を吐いていた。 『また、変な想像してただろ?』 「変じゃないもん! これが俺の通常運転です!」 『……そうか』 何となくクラウに引かれた感あったけど、無視しておこう。 「じゃあ、そろそろ寝るね! 明日は遊びに行く予定だし……」 『あぁ、いつものか。楽しんでこいよ』 「うんっ。ついでに素敵なカップルを探してくるよ!」 『……それは、どうでもいいがな』 「なんか言ったー?」 『いや、気のせいだ』 クラウの小さな呟きは聞き取れなかったけど、まぁいっか。 明日は、カイと一緒に城下町へ遊びに行くつもりなので、すごく楽しみです。 そして、クラウに言った通り、素敵なカップルを見つけて萌えを補給してこよう。 .
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