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あたしって、和也さんにすごく愛されているんだな…って思う。
和也さんはあたしが笑ってくれるだろうと予測して
こういう悪戯をしたり、驚かせたりしてくれてるし。
あたしもそういう和也さんが大好き。
「…」
そうだ、これが“今”なんだ。
忘れちゃいけない。
“これが今のあたしなんだ”と
もう一度、心の中で強く言い聞かせた。
確かに、あたしは常務と恋人同士だったのだろう。
でも、昔を追及して、思い出してどうするの?
確かに懐かしいとは思うけど、
それらはもう、過ぎ去った過去の恋なのに。
常務の想いの強さには
思わず胸がきゅっと痛くなるけど…
情に流されちゃいけない。
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