俺と幼なじみ

2/3
前へ
/5ページ
次へ
4月、桜の蕾も咲き始め桜満開の季節となるが、現実はそうはいかない。 4月といっても肌寒い。 今年、高校生になる俺はいつもの様に布団の中で"彼女"を待っていた。 学校始まりが8時45分。 あいつは、1時間前には必ず来る。いつもの様に俺を起こしに来る。これが彼女"の日課。 そして、俺の唯一の楽しみである。 本当は"彼女"が来る前には起きている。ベッドの上で"彼女"を待つ。 なかなか起きない俺に対し、色々としてくれる彼女の"顔"が見たくて。いつも寝たふりをする。 この行為が俺の日課。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加