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今日もサジタリュース号は宇宙を進んでいた。
F-5963星を旅立ったメリュセイム星人の彼等は、宇宙船サジタリュース号に乗り込み、遥か彼方にあると言われる蒼き惑星ー地球ーを目指していた。
バリュスと言う青年に、いつもにこやかな船長、紅一点のカーラにイカ星人のゲッソーの四人は今日も……愉快な日々を送っていた。
「♪小麦粉、卵、生パン粉~い~かフライッ♪♪味塩、のり塩、が~んえんっ…爽○美茶っ♪…あι…爽健○茶って言っちゃったι」
船長が爽健○茶の替え歌を歌いながらイカフライを差し出すと、バリュスはイカフライに手を伸ばした。
「いただきます……Σしょっぱっ!!ι」
「だから言ったでしょ?…味塩、のり塩、岩塩って。」
「Σあの歌詞は味付け?!」
船長は笑顔のまま、縦に頷いて見せた。
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