第1話

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そんなある日父は。 「おめにこんな物届いたぞ。」 それは,大きめの茶封筒で自分の名前と住所は漢字、それ以外はアルファベットだった。 私はその封書を寝床に持って行った。 その後チャコが追いかけて来た。 (お父さんとお母さんに黙ってそんなことしていいのかしら。) チャコは私の顔見てそんなことを言った感じした。 その後,父も追いかけてきた。 「ツカシ、ちょっと話があるんだ。」 「なんだよ、俺疲れてる早く済ませよ。」 「おめな給料が安くても真面目に働かなきゃいかん。」 「そんなこと昔からよく言っていた。 何が狙いなんだ 俺にどのようにしてもらいたんだ。」 「おめなは家から出ないでいつまでもここにいろ。」 「そんならオガダ(嫁さん)は何とかしてもらうぞ。」 オガダと言うと両親はいつも頭に血が昇る思いだった。 「オメエはそれしか知らないのか。」 子供の頃こんなことを言って親父を怒らせたことがあった。 月の経費13万円掛かるとして,それは当然家賃、光熱費、天気、水道、税金など含めた場合。 一般の人は15,6万円稼ぐことを考える。
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