2、転校生と助手

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幽霊が何故、あんなことを言ったのかは容易に理解できる。 妖怪は血筋が全てだから。 ふと、幽霊が消えた屋上に無機質な声が響く。 それはつまらない。 面白くない内容だ。 俺は誰に告げるのでもなく言った。 「…………縛りは無くせばいい……、」 空気がピシリッと音をたてて割れた。
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