41人が本棚に入れています
本棚に追加
久し振りの再開に喜び合いながら話をしていると、何時の間に居なくなってたのか、お母さんが受付のカウンターから此方にやって来た。
スズネ「ルクティー、登録の準備が出来たわよ。付いて来なさい」
ルクティー「了解であります!じゃあね、おじさん!」
バルン「おお、頑張って来いよ!」
ルクティー「え?頑張る?」
登録するだけなのに頑張れってどう言う事…?
そんな疑問を胸に、私はカウンターの裏側の扉を通り、ギルドマスターの部屋らしき場所にやって来た。
周囲に散らかるゲーム機や本を見て私は苦笑いした。あ、これまだ読んでないラノベだ。
?「やべっ、こいつ強い!!」
?「ちょwwwwボスこっちww雑魚に苦戦するなよwwwwww」
スズネ「…アンタら何してんのよ?」
先程までソファでゲームをしていた2人の男に物凄い威圧で声を掛けるお母さん。瞬間、騒いでいた2人がピタリと動きを止めた。
ルクティー「お父さん、義兄ちゃん……南無」
そう、この2人は私の家族。父、フライと義兄、ルークだ。
フライ「予定より、1日早いだと…?」
ルーク「それどころじゃねーよ…どうすんだこれ、どうすんだこれ」
スズネ「仕事サボって何やってんのって聞いてんだけど…?」
だんだんと増していく威圧に焦りまくるお父さんと義兄ちゃん。冷や汗がまるで滝の様に流れ出ている。私?私は赤の他人モードなので大丈夫です☆
スズネ「どうせ、こんな事だろうと思ったわ!」
瞬間的にお父さんと義兄さんに全身に数十本のナイフが突き刺さる。お母さんの特技が炸裂した。
お父さんと義兄ちゃんの心配なんて必要無い。だって2人は…。
フライ「ちょwwww酷いwwぴどいおおおおwwwwwww」
ルーク「ゼェ…ゼェ……。もう少しで天国のおじいちゃんに誘拐されるところだったぜ…」
不死身だから!
最初のコメントを投稿しよう!