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そっと小さな声がきこえました。
「…………ごめんなさい」
そのいっちゃんのことばといっしょに、キラキラしたものがおばけの上に落ちてきました。
「こなごなにしてごめんなさい。いたくして……ごめんなさい」
たくさんのキラキラはふわりとおばけのからだを浮かせました。
それを見たいっちゃんは、うれしくなっておばけにとびつきました。
あたたかないっちゃんのからだは、おばけのこころまでポカポカにしたのです。
それからおばけは、子どもたちの笑顔がとても好きになりました。
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