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「大輔くん!」
「ギャッ!!!」
「ヤ!ダイスキ…ダイ…すきナノ!」
状況を説明しますし…。
ふらつくワタシを護さんが後ろから抱き留めてくれますたが、ハーピーが前から腕を引っ張りますたので叫んでしまいますた。
挙げ句に…大勢さんの目の前でのハーピーの意味不明なダイスキの連発に、恥ずかしくて顔から火が出揃ってました。
「大輔くん…火は出るけど…出揃わないよね?」
頭クラクラする上に、羞恥でblack out寸前です。
「あーあ、こりゃ保健室行き確定だな。
お前も大丈夫か?」
お前?仁王先生と橘先生が扉を上げてその下を見ています?
クラスの中がザワザワと揺らめいています?
なんか、怒鳴り声みたいのも聞こえるひ…?
「僕が2人を連れて行きますから、橘先生は教室をお願いします。」
「ヤ!ダイスキ…ハーピーの…ナノ!」
一度真横にされた身体が…キャーと言う甲高い悲鳴とともに、今度はぶら下げられる感覚に…?
「何、小脇に抱えてるんですか?放しなさい!」
「ヤ!ナノ!…」
「ハーピー…大人しく言う事聞いてね?」
だってワタシ…ハーピーと一緒に居たい…でし…から…。
ずっと…友達…ですし…。
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