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「ダイスケ…?」
「心配しないでって言ったでしたし。
ワタシもハーピー大好きでしよ。」
ハーピーの腕にまた力がこもりますた。
涙出てきましたし…そしたら、その涙をハーピーがペロと舐めますた。
ポン!
やっとハーピーが小さくなって………?
隣にそろそろと目をやると…鼻から吐血の人が、目を剥いたまま固まってますた。
「やっと大人しくなりましたね、このバカ鳥。」
ま、護さん…なんで身体中引っ掻き傷だらけでしか?咬み傷もありますよ?
呆れたように、睨む護さんの視線の先には…
「ハーピー!人に咬みついたりしたら駄目って言いますたよね!?ワタシ。」
「ダイ…?」
こんなんで、一緒に居られなくなったら…ヤ!でしよ。
「ワタシ…ヤ!でしからね?だから、ハーピー?」
シュンとしたハーピーは、仁王先生に襟首掴まれて…教室に連行される事になりますたし…。
変わりに、橘先生と…何故だか鴉真さんが入ってきますた?
「…貴公には後程事情聴取に参る。さて、怪我人が出たとの事故…参上いたしたが…。」
鴉真さんより、ハーピーだよね?
「ハーピー!」
ベッドから立ち上がると、少しフラついたでしが…トテトテと、部屋の出口まで行きますた。
「行ってらっしゃい。迎えに行くから、大人しく待ってるでしからね?」
頬に行ってらっしゃいのkissをすると、ハーピーは真っ赤な顔で俯いたのでした。
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