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と、目の前で信号が点滅している…
ココ、一回変わるとしばらく足止め食らうんだよねぇ…
自慢じゃないが、短距離走代表なんだ!あれくらい間に合う!!
そう思った私は走って渡ろうとした!
『17時からね?分かったわ。』
「ありがとおおおお!お母さん愛してるぅ!」
『もう…こんな時ばっかり調子いいんだから…』
そうやって電話をしながらだったからなのか…
私は…
まだ赤の筈の車道から一台の車が猛スピードで飛び出してくるのに気がつかなかった…
ギャァァァ!!!!
と音を立てて、煙が出る程の急ブレーキ…
「あ、…」
ぐしゃりと鉄の塊が私を押し潰した…
痛み…そんなもの無かった…
全ては一瞬…
そんな感じだった…
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