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だから今の仕事は凄く好きだった。
システムを作るのは根気のいる作業だけど、そのことだけに夢中になれるから良かったのに。
なのにやっぱり、受付なんて不安過ぎる。
これ以上部長に愚痴を言っても仕方ないから、渋々自分の席へ戻る。
戻るとデスクの上の携帯が光ってメールの着信を知らせていた。
メールを開くと、雪ちゃんから。
『今日19時いつものとこで飲み！』
すぐに『了解』と一言返信する。
もしかしたら、雪ちゃんが私を受付に推薦したのかもしれない。
ううん、もしかしてじゃなくてきっとそうだ。
じゃないと、私が受付に異動だなんておかしいもん。
うちの社内には、受付に異動したがってる女の子がいっぱいいるって前に雪ちゃんから聞いたことあるし。
普通なら異動届を出してる子が配属になるに決まってる。
今日飲んだとき、聞いてみよう。
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