プロローグ

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真夜中の住宅街。 恭平は彷徨っていた。 ここはどこだ? 時計の針は午前1時をとうに過ぎていた。 家々の灯りも消えている。 人影もない。 車も走っていない。 重い……俺は何を持っているんだ。 気付くと、くたびれた紙袋を提げていた。
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