9.

13/15
前へ
/15ページ
次へ
前回もデジタルの原稿について書いたことと同じで、 鉛筆はまだ「失敗」できる。 この点ではどうしても迫力という点で、 しっかりペンが入った原稿よりも 劣ってしまうのは確か。 またコントラストも低くなるから 画面全体がボヤッとしてしまう。 だからこそ鉛筆書きの手法をとり続けるならば、 ペンの入った作品と遜色ないものにする工夫が必要なんだな。 鉛筆は誰でも使える画材だけに、 人とは違った使い方を工夫することで 作品に個性を出せるはず。 その個性を活かすことができれば、 自分の持ち味を出せるし、 世界観も構築できる。 そこが確立できれば、 鉛筆書きという特徴も 読後感に大きく影響を与えることになる。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

18人が本棚に入れています
本棚に追加