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有名な作品にもそういった例は多くあって、 『ベルサイユのばら』で オスカルはアンドレと結ばれるけど死んじゃうし、 ドカベンの明訓高校は 甲子園で弁慶高校に負けちゃうし、 あしたのジョーだって ホセ・メンドーサに負けて灰になっちゃう。 読んだ当時は『ええええええっっっ!』って思ったけど、 読後感は決して悪くなかった。 これは作家さんの力もさることながら、 フィクションであるマンガに 「いいことばかりじゃない!」 という現実を取り入れたことによって、 リアリティが加わって、 ストーリーに厚みが出たってことなんだ。 最後がどうであれ、 読者はその最後のシーンを読むまでに 十分楽しませてもらっている。 つまり、作者が出した結論を受け入れる準備ができてるわけ。
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