18人が本棚に入れています
本棚に追加
有名な作品にもそういった例は多くあって、
『ベルサイユのばら』で
オスカルはアンドレと結ばれるけど死んじゃうし、
ドカベンの明訓高校は
甲子園で弁慶高校に負けちゃうし、
あしたのジョーだって
ホセ・メンドーサに負けて灰になっちゃう。
読んだ当時は『ええええええっっっ!』って思ったけど、
読後感は決して悪くなかった。
これは作家さんの力もさることながら、
フィクションであるマンガに
「いいことばかりじゃない!」
という現実を取り入れたことによって、
リアリティが加わって、
ストーリーに厚みが出たってことなんだ。
最後がどうであれ、
読者はその最後のシーンを読むまでに
十分楽しませてもらっている。
つまり、作者が出した結論を受け入れる準備ができてるわけ。
最初のコメントを投稿しよう!