始末屋の面子は始末されたほうがいい面子

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―――個人データ――― 名前・・・樫葉 睦(カシバ ムツミ) 性別・・・男 年齢・・・21歳 身長・・・183cm 体重・・・82㎏ 種族・・・ゾンビ 能力・・・[不殺][三魂戻り] 考察 [不殺] 生物を殺せない能力。能力の適応対象範囲としては最小として蟻まで確認した。 植物に関しては問題ないらしく。斬る、引き抜く、踏み潰すと言った行為は可能であった。 この能力が適応される判断基準は即死する攻撃に限るらしい。 ―例― 銃で心臓。もしくは頭部を射撃・・・能力の発動確認 銃で肺臓。もしくは脚部を射撃・・・能力の発動確認できず。 [三魂戻り] 三回まで復活できる。起源は不死鳥らしく、損傷箇所が炎上すると共に意識が覚醒するまで無敵状態となる。 尚、意識がある状態では傷も治る事が無いらしく。死亡せずとも意識が無くなれば体は再生される。因みにこの再生は回数に限らず適応されるらしく、再生でなく復活のみに三回に限られるらしい。 この能力は丑三つ時、午前三時に回数がリセットされるらしい(観察眼による見解の為、正確性に若干の欠落がある) [剣術] 幼少期より剣術を習っていたようで剣の腕は非常に良い。 樫葉流とも言われる剣術だが、カウンターが主体の流派のようで、受け流し、体制崩し、刀落しが得意の様だ。 [身体能力] 自衛隊陸軍に所属していただけに身体能力は高い。スタミナは元より筋肉に無駄が無く、並の格闘家でも一撃で気絶させられる腕力を持つ様だ。 流石に戦場の経験は無いようだが、訓練により鍛えられた感覚は大いに任務に役立つだろう。即戦力に見込みあり。 射撃訓練もしていたようで、武器に銃系統の物も追加しても問題ないだろう。 ――データは随時更新―― 「いつ調べたんだかまったく」 あの後、説明は後日との事で今日は研究室で寝泊りすることになった。一応ここは医療室としても使ってるらしく、取りあえずは安静にとの事で一晩をこのベッドで過ごす。 その際に、俺の情報に誤りが無いかどうかと先程の個人データと書かれた紙を渡されたのだが・・・寧ろ俺より知ってる部分があり、観察眼の厄介さを痛感した。 後、種族がゾンビってなんやねん。もうモンスターじゃねぇか。
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