千年桜
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俺は桜に背を向けて座った。 「勿体無いっ!」 と可奈は怒ったが、俺はあくまで桜を見る気はない。 否、元々花見をしに来たのだから、桜を見たく無いわけではない。 が、俺の顔の前には足がある。 美月の頭の上にも足がある。 可奈の右肩にも、伊波の肘の脇にも……。 無数の足、足、足。 桜なんて見れる訳ねー。 だって、桜を見上げたりなんてしたら……。
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