第1話

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「ふふふ・・女の子・・可愛いなぁ」 「ふふふ・・白くて熟れたいい体」 「おっぱい綺麗・・乳首がツンツン」 「可愛いお尻・・ふふふ・・腰つきもたまんない」  ああ言わないで・・恥ずかしいから・・。  上の穴から見下ろされ、下の穴から見上げられ・・前から横から 後ろから。  私はもう女のすべてを隠せなくなっている。  いいえ隠してもいいのです。結界の中にはベッドもあれば毛布だ って置いてあり、隠すことはできるのですが・・お寺の本堂での 修行を思うとそれでは意味がない気がする。  この期におよんで女々しいことはしたくない。この機に私は、 私を変えたいと本気で考えていたのです。  だけどこのときになって、しまったと思いました。天井の蛍光灯 のスイッチが・・スイッチのある壁面が結界の外になっている。  暗くすることもできなくなった。眠るときの正体をなくしたあられ もない姿まで、こうこうとした明かりの中で見られてしまう。  明るいお部屋の中央で正座をしたまま動けなくなっていた。  両手で乳房を掻き抱いて、腿を合わせ、お尻を締めて。  どうしようもない羞恥に震えているしかなかったの・・。   「立ってごらん」 「寝てごらん」 「這ってごらん」 「踊ってごらん」 「ふふふ・・可愛いなぁ・・女の子・・ふふふ」
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