序章

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序章

「愛してる。世界で一番、俺はお前だけを・・・」 「ダメだ!!」 自分の叫び声で目を覚ました。 「何だ今の・・・?」 変な夢で、とても悲しかったことは覚えている。 しかし、肝心の内容が思い出せない。 「思い出せないってことは、そこまでじゃないということだろう」 俺は、そう思うことにして、2度寝をしようとした。 「こらぁ――!!!咲夜いつまで寝てるの!!」 しかし、母さんはお怒りのようだ。 「ハハッ。起きてるー!!もういくよ―!!」 そう返事して俺は布団から出た。 今日は、俺の高校入学の日。 第1志望校に見事受かったんだ。 今日から、その学校での生活が始まる。 「たのしみだなー!」 俺は、心躍らせて楽しみにしていた。
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