1章 善と悪の差 2節 意志の神

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 我らの神はおっしゃった。  信じる事は、力を得ることにつながると。  我らの神はおっしゃった。  力を用いて望みを叶えれば、極楽で永遠を過ごせると。  それは何のための言葉だったのか、 幼い頃を思い出しては悩むことになる。 僕はあの時誰と出会っていたのか、それすらも思い出せないのだ。 狂ったカルトのようにも思えるが、 まるで本当の事を言っているように聞こえていたのだ。
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