2人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
僕は朝の光で気持ちよく目覚めることができた。
時計は七時三十分を示している。珍しくゆっくり寝られた気がする。
それにしても、今日は静かだな。
普段なら上司が口うるさく仕事仕事と言ってくるはずだが、この建物には人の気配すらない。
「おーい。誰かいないのか?」
呼びかけてみるが、返事はない。
それにしてもいい天気だ。
空は薄い青色で雲ひとつ見当たらない。吹く風は涼しく、穏やかだった。
とりあえず僕は髪を梳かすことにした。
最初のコメントを投稿しよう!