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「・・・・・・・。」
メイは黙り込んでしまった。
やっぱり怒らせてしまったのだ。
僕は後ろを向いた。そして能力を使う。
終わったらすぐに、前に向きなおす。
運転中にするべきことではないが、理由が知りたかった。
メイは怒ってはいなかったが、驚いていた。
僕も能力者であることに。
正確には気づいていなかったが、無意識にそう認識しているようだった。
車は住宅街を通っていた。不意にメイが口を開く。
「ここが私の家です。送って下さり、どうもありがとうございます。」
メイは僕の返事も聞かずに車を降り、家に駆け込んだ。
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