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~メイ視点~
私は家に着いてからしばらく、あることで悩んでいた。
あの白男についてだ。
父に能力を持っていることは隠しておけと言われていたのだが、
あの男はなにか感づいているようだった。
とりあえず調べておいたほうがいいのだろうか。
私は新品の机に置かれているノートパソコンを開いた。
このノートパソコンは父の物だ。
仕事用で、個人情報が普通に入手できるようになっている。
‘ホワイト・ラバーは、西暦1980年4月6日この世に生まれた。
(中略)現在、彼は特殊な能力を持つとされている。
彼の能力は人の心を読めることであり、その範囲は視界に入った者全てである。また、彼は以前からxxxxxxxxの存在について提唱し、また、それに関する計画の指揮をしていた。’
データベースを見てみたが、これ以上の情報はなかった。
とりあえず重要なことが二つ分かった。
一つは、私が能力者であることは完全にバレているということ。
もう一つは、あの男は国家機密レベルの内容に関わっているということだ。
このデータベースは余程のことがない限り、全て閲覧可能なのだから。
調べた結果、余計に不安になっただけだ。私はベットに倒れこむ。
いろいろ考えて疲れた。とりあえずお昼まで眠ろうっと。
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