第8話「戦いの火蓋」

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(〈◯〉ω-)「アラガミ?」 (クレイ^ω^)「あぁ…アラガミとは「人類の天敵」「絶対の捕食者」「世界を破壊するもの」…まぁこんな所かな。」 (〈◯〉ω-)「なんじゃそりゃ」 (クレイ^ω^)「まぁ何も知らないからその反応が出来るけど…」 (〈◯〉ω-)「なんだ?」 (クレイ^ω^)「率直に言おうアラガミには脳がない。心臓も脊髄すらありはしない。私達人間は頭や胸を吹き飛ばせば死んじゃうけど、アラガミはそんな事では倒れない。アラガミは考え、捕食を行う一個の単細胞生物「オラクル細胞」の集まり…そう、アラガミは群体であって、それ自体が数万、数十万の生物の集まりなのさ。そして、その強固でしなやかな細胞結合は既存の武器では全く破壊出来ないんだ」 (〈◯〉ω-)「はぁ!?なんだよそれ!!」 (クレイ^ω^)「理解してくれたみたいだね」 (〈◯〉ω-)「既存の兵器が効かなくてどうやって戦うんだよ!!」 (クレイ゚ω゚)クワッ「良い質問だ!!」 (〈◯〉ω-)そ「うおぅ!!」 (クレイ゚ω゚)「結論から言えば同じオラクル細胞が埋め込まれた生体武器「神機」を使ってアラガミのオラクル細胞結合を断ち切るしかない。だがそれによって霧散した細胞群も、やがては再集合して、新たな個体を形成するだろう。彼らの行動を司る司令細胞群…「コア」を摘出するのが最善だけど、これはなかなか困難な作業なんだ。神機を持ってしても、我々には決定打がない。いつの間にか人々は、この絶対の存在をここ極東地域に伝わる八百万の神に例えて「アラガミ」と呼ぶようになったのさ!!」
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